2022年から、電験三種の試験が年2回になる
電験三種受験者にとって、良いお知らせがあります。
それは、2022年から、電験三種の試験が年2回になることです。
2021年までは年1回しか実施されなかった試験が、年2回に変更になります。
なんとも嬉しいことではないでしょうか?
今までは、試験に落ちてしまったら、1年間待つ必要があったのに、
半年待つだけで、次の試験を受けることができます。
試験が年2回になると、さらに良いことが
また、さらに嬉しいことには、
科目合格保留制度が、さらにお得になることです。
電験三種は、全部で4科目ですが、
1科目でも合格すれば、その科目の合格は保留されて、3年間はその科目を再度受験する必要はありません。
今までは、3年間で試験は3回しか開催されませんでしたが、
2022年からは、3年間で試験は6回開催されます。
つまり6回受験する間に、4科目の合格を目指せばいいのです。
これは、かなり楽に合格を目指せると言えるでしょう。
「負の電験スパイラル」という言葉がありましたが、
もしかしたら、この言葉も無くなるかもしれません。
「負の電験スパイラル」・・・科目合格はするものの、完全合格(4科目合格)することができずに、何年も受験し続ける現象。
CBT方式
また、年2回になるのと同時に、CBT方式も採用されます。
CBT方式とは、「Computer Based Testing」の頭文字をとったもので、
簡単に言うと、コンピューターを使って回答する方式のことです。
今までは、マークシートを塗りつぶす方式でしたから、大きく変わります。
また、CBT方式の採用により、複数の試験日時の中から、自分の都合の良い日時を選んで受験することも可能なようです。
これならば、今までスケジュールが合わずに受験できなかった人も受験できるようになります。
なぜ試験が年2回に?
試験が年2回実施されているものとして思い浮かぶのが、第二種電気工事士試験でしょう。
この試験も電気主任技術者試験を実施している「電気技術者試験センター」が行うものです。
電気工事士試験が2回行われるのは電気工事士が不足しているからですが、
それと同じように、
電験三種が年に2回実施されるのは、やはり電験三種の有資格者が不足してきているからです。
これは、太陽光発電などの再生エネルギーを利用した発電所が増加してきているのが理由です。
確かに、私の家からそう遠くないところにも、巨大な太陽光発電所が建設されました。
これらの発電所には、電気主任技術者を置かなければならないので電験三種の有資格者は不足傾向にあるということですね。
理由が何であれ、
電験三種が年2回実施されるというのは嬉しい知らせであり、
電験三種の有資格者が不足しているというのも、嬉しい事実に違いありません。
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