独学で電験三種合格ブログ

電気業界やビルメン業界で必要な資格、電験三種について。 かなり難しいとか、持っていれば一生安泰だとか、独立できるなど、色々言われていますが、 電験三種を受験するためには、まず参考書が必要になります。 私が購入した参考書や、今おすすめの参考書を紹介します。

電験三種、私の勉強法

 

 ■電験三種 おすすめの勉強方法

私の場合、参考書を2、3周程度学習しましたが、1周目から3周目までやり方を変えながら勉強しました。

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勉強した日と問題を解いた時の自分の感触を〇、△、×等で評価して、それを参考書に直接書き込みました。(参考書をきれいに使いたい方は、エクセルなどで管理するとよいと思います。)

 

・1周目の学習方法

1周目は、解説を読まず例題に取り組みました。まったく分からない問題は、どれだけ考えても時間の無駄なので、「すぐに諦めて解説を読む」ようにしました。なお、1周目の〇△×の評価はそれぞれ次のとおりです。

 

〇:何も見なくても正解できた

 

△:途中まではできた(途中式までは正解だった)

 

×:まったく解けなかった

 

1周目は初見の問題ばかりなので、×の評価ばかりとなってしまうため、やる気がなくなってしまいますが、「1周目だから解けなくて当然だ、仕方ない」と思うことが大切です。ここで、「全然できないから電験に向いていない、諦めよう」と思ってはいけません。

 

・2周目の学習方法

2周目もすべての例題に取り組みました。1周目と異なり、「時間をかけて考えて問題を解く」ことを心掛けました。

1周目で学習した公式や解説を頭の中からひねり出すイメージです。2周目の〇△×の評価は以下のとおりです。

 

〇:何も見なくても正解できた(特にすんなりできたものは、◎で区別した)

 

△:途中まではできた(途中式までは正解だった)

 

×:まったく解けなかった

 

・3周目の学習方法

1周目、2周目で〇や◎の評価がなされていたものは、自分の中で十分に理解できている問題(得意問題)と認識し、3周目は問題を解かずに飛ばしました。

そのため、3周目は△、×を勉強することになります。勉強の取り組み姿勢は2周目と同じように、「時間をかけて考えて問題を解く」ことを心掛けました。

3周目の〇△×の評価は2周目と全く同じで、以下のとおりです。

 

〇:何も見なくても正解できた(特にすんなりできたものは、◎で区別した)

 

△:途中まではできた(途中式までは正解だった)

 

×:まったく解けなかった

 

3周目まで勉強しなければならなかった問題は、基本的に「苦手」問題として分類することができます。

苦手と感じた問題については、「公式が覚えられないからできなかった」のか、「根本的に理解できていないのか」分類しました。

前者については、前述の単語帳を活用して暗記しました。

後者については、例題を3周やってもなお理解できていないことから、この苦手分野を補完するために、自分が使っていない参考書を本屋で立ち読みしたり、参考書を追加購入したりしました。

 

 

・苦手問題に対するアプローチの仕方

すべての分野でまんべんなく点数を取れればよいですが、得意不得意はだれでもあるものです。

どの資格試験もそうですが、満点でも合格点ギリギリでも合格は合格です。

電験三種でも同様で、追加で勉強してもなお点数が取れない場合には、その分野を「捨て」て、点数のとれる分野を強化するのも1つの方法です。

私の場合、機械科目でそれを行いました。

機械は全般的に苦手でしたが、特に点数が取れなかったのは「パワエレ」分野でした。この分野は、例年1題は出題されるため捨て問題とすると5点落とすことになります。

その分、誘導機、直流機、変圧器で必ず点数が取れるよう、これらの分野を丁寧に勉強することとしました。

この方法は電験二種以降の上位試験でも役に立ちますので、合格点ギリギリで伸び悩んでいる方は、参考にしてみてください。

 

 

■勉強に使用したアイテム

・単語帳

おもに公式を覚えるために活用しました。理論の公式だけではなく、電力・機械で出題される際に使う途中式も暗記できるよう、書きこむようにしました。

参考書や過去問を何度か解いても、なかなか定着しなかった問題に限定して単語帳に記録して、空き時間や試験直前の休み時間に確認するようにしました。