2023(令和5年) 電験三種 おすすめ参考書ランキング (独学用テキスト)
電験参考書はたくさんありますが、「どれを購入しても大丈夫!」ということはありません。
参考書によってレベルが違うので、自分に合ったものを見つけないと合格することは難しいでしょう。
自分に合わない参考書を使うと、勉強が進まずに時間がムダになるどころか、
合わない参考書のせいで勉強が嫌になり、資格取得を諦めてしまうケースもあります。
目次
電験三種参考書のレベル
レベルとしては
・電気を専門に学んだ上級者に向けて書かれたもの
・ある程度の基礎はできている中級者に向けて書かれたもの
・電気を全く学んでこなかった初心者に向けて書かれたもの
などがあります。
合格するためには、自分に合った参考書を選ぶことが重要です。
電験三種に独学で勉強する人にとっては、参考書はとても大きな割合を占めます。
間違った参考書選びをしないよう、このレビューを参考にしてみてください。
結論から先に言ってしまうと、最もおすすめな参考書は、誰でもわかる電験参考書シリーズになります。
上級者用と初心者用
では上級者に向けて書かれたものと初心者に向けて書かれたものは、どう違うのでしょうか?
それは、解説内容の差になります。
上級者用参考書で「オームの法則」などの基礎的な内容について詳しく解説しても、ムダになります。つまり上級者向けのものでは、基礎的な解説は省かれます。
逆に、初心者用の参考書には「オームの法則」など、基礎的な内容がしっかりと解説されています。
上級者向けのものは、ハイレベルな内容について解説されていますが、初心者向けの参考書は初歩的な内容が多くなるので、どうしてもハイレベルな内容は省かれてしまいます。
ページ数が限られているので、初歩的な内容を詳しく解説すると、それだけで終わってしまうからです。
そのため、初心者用の参考書を購入した場合には、さらにもう一冊、サブの参考書が必要になることもあります。
電験三種おすすめ参考書ランキング6選
では、2022年最新参考書ランキングを6位から1位まで順に紹介します。
6位 スイスイわかる
スイスイわかるというタイトルがついていますが、とてもレベルの高い参考書です。
スイスイわかるかどうかは・・・、人によると思います。
このレベルの内容がスイスイわかる人は、かなりの学力のある人と言えるでしょう、
電気初心者の人にはお勧めできません。
基礎学力に自信のある人や電験二種までも目指す人ならお勧めできる参考書です。
5位 newこれだけ
根強い人気のある電験参考書です
かなり昔からある電験参考書で、高校電気科卒レベルの人に向けて書かれた内容になっています。
基礎知識がある人にとってはとても良い参考書と言えます。
ただ、参考書の構成として、最初に例題を示してそれをもとに学習内容の解説を進める方式になっているので、順序立てて解説が行われていない感じがします。
なので順序立てて一から学びたいという人には向いていないかもしれません。
ただし内容的にはかなり多くのことを網羅しているので、その点は安心できます。
4位 完全マスター
こちらの参考書もスイスイわかるシリーズと同様、 基礎学力のある人におすすめの参考書です。
なのでこちらも電気初心者の人にはおすすめしません。
学力に自信のある人や電験2種を目指す人、電気の知識を掘り下げて深く学びたい人などに向いています。
3位 みんなが欲しかった!
2018/3/2に初版が発売されて、現在販売されているものは第2版になります。
多くの電験参考書は経験者に向けて書かれた参考書になりますが
この参考書は初心者にも向けた内容になっています。
さらに、電験参考書では白黒や2色刷りが大半なのに対して、本書ではフルカラーになっています
その点はとても見やすく、人気の理由だと思います。
本書ではページ数約800ページのうち半分が参考書(教科書)、残りの半分が問題集という構成です。
参考書部分は約380ページで、ページ数は一般的ですが、 読みすくするためのスペースを多く取っているので、実質的な内容はそれより少なくなります。
内容が少ない点から、 やや物足りない内容になることは否めません。
初心者にとって読みやすくした反面、情報量は少なくなっています。
なので、これ一冊で済ますのは難しく、この参考書を一通り読んだ後はこの参考書の他にもう一段階レベルの高い参考書も用意する必要があると思います。
2位 徹底解説
基礎的な例題が豊富に用意されているので、基礎を身に付けるには十分な参考書です。
ただし、応用力をつけるには別の問題集や過去問題集が必要になリます。
徹底解説というだけあってかなり詳しい解説がなされています。
ただ文字が細くびっしりと書かれている印象で、少し読みにくいかなとも感じますが
これ一冊だけでも十分に基礎は身につくでしょう。
専門的に詳しい内容まで書かれている部分もあるので、電気の知識を深く知りたいという人にはおすすめです。
1位 誰でもわかる電験参考書
最後に紹介するのが、最もおすすめできる誰でもわかる電験参考書シリーズです。
学力のある人に向けて書かれた参考書が多い中、初心者向けとして発売された電験参考書です。
初心者向けの解説がとても豊富です。また、その内容は十分に深く詳しいもので、経験者にとっても十分納得いくものになっています。
みんなが欲しかったシリーズは、もう一段階レベルの高い参考書をサブの参考書として必要とするのに対し、誰でもわかるシリーズでは、これ一冊ですべて勉強できる内容にまとまっています。
2種類の参考書を併用して使うよりも、 一つの参考書で全てが理解できるこちらの参考書のほうがおすすめできます。
電子書籍ということですが、慣れればこちらのほうが使いやすく、目次から見たいページに一発で飛ぶこともできます。
なにより、4冊持ち歩くときでもタブレットやスマホ1つに収まりますので、持ち運び便利です。
数学に自信がない人は
学校を卒業してから時間がたっていと、算数や数学を忘れていることもあるので、そんなときには、数学から勉強し直す必要があります。
「中学高校の数学の教科書を使えば、」と思うかもしれませんが、電験に必要な数学の知識は、かなり限定的です。
なので、中高の数学を全て勉強すると時間のムダになります。
そのために、電験用の数学参考書が用意されています。
ただ、気をつけなければならないのは、電験用数学参考書の中には「数学を電験に応用する方法」しか書かれていないものもありますので、それでは、数学がわからない人には難しすぎます。
そこでおすすめなのが、''誰でもわかる電験参考書研究会''の電験数学参考書です。
電験に必要な数学をわかりやすく解説していて、また練習問題もあるので、電験で必要な数学を身に付けることができます。
簡単な分数の計算なども載っているので、 小学校の算数の復習もできます。
数学に自信のない人は、この一冊から勉強を始めることがおすすめです。