年2回の試験に必須の問題集
令和4年2022年から 電験三種 は試験が年2回に変更になり、この新制度に必須の問題集が発売されました。
今までは3回受験する間に 4科目合格を目指す必要があったのですが、
試験が 年2回になってからは、6回受験する間に4科目を揃えれば電験3種合格になります 。
試験が年1回 |
3回の試験で4科目合格 |
試験が年2回 |
6回の試験で4科目合格 |
つまり、チャンスが2倍になったということです。
このおかげで、合格しやすい試験になりました。
過去問と同じ問題が出題される
それだけでも十分なのですが、 さらに嬉しい変更点があります。
それは、過去問と同じ問題が出題されるようになったことです。
試験が年2回になったということは、出題される問題の量も、1年間で2倍になったということです。
2倍多い問題を用意するためには、問題作成者の作業量を2倍にするか、人員を2倍にする必要があります。
どちらにしても手間や経費がかかるので、それを省く必要があるのでしょう。
2倍の問題を作成しなくてもすむ方法としては、過去に出題された問題を出題する方法があります。
電気技術者試験センターとしては、 過去問と同じ問題を出題することを選んだのでしょう。
10年より前の問題が出題
いつ頃の過去問が出題されるかと言うと、10年より前の問題が出題されています。
この点が、受験者泣かせです。
ほとんどの人は、【過去10年分の過去問題集】を使って勉強をしていると思います。
しかし【過去10年分の過去問題集】を勉強していても、この中から同じ問題は出題されません。
それ以前の過去問から出題されます。
試験センターとしてはこのあたり、知恵を絞ったのでしょう。
「簡単には合格させない!」、そんな思いが感じられます
どの問題集を使う?
今回の試験制度変更にぴったりの過去問題集が発売されています。
それは、電験参考書研究会から発売されている【誰でもわかる もっと! 過去問題集】になります。
こちらは、10年より以前の試験問題を14年分も収録した過去問題集になります。
最近の傾向に対応して発売されたようです。
電験三種 誰でもわかる もっと!過去問題集「理論」1999~2012年 過去14年分
では、過去10年分の過去問題集を勉強せずに、こちらの問題集だけ勉強すればいいのかと言うと、これは難しい選択ですね。
私としては【誰でもわかる もっと! 過去問題集】を重点的に勉強し、さらに過去10年分の過去問題集も勉強する。
この勉強方法がいいのかなと思います。
10年分の問題だけでも 手一杯なのに、もっと前の過去問まで勉強しなくてはならない。
大変だと思いますが、 合格のためには頑張るしかありません。